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藤村記念館 国重要文化財旧睦沢学校校舎 指定年月日 昭和42年6月15日
移築の経緯 旧睦沢学校校舎は、明治8年(1875)巨摩郡睦沢村(現甲斐市)に建設された学校の校舎です。昭和41年(1966)武田氏館跡西曲輪に移築し、県令藤村紫朗にちなんで藤村記念館と命名され、歴史や民俗を含む教育資料館として一般公開してきました。 新都市拠点整備事業に伴って、失われた歴史景観の再生と市民や観光客の交流ガイダンス拠点となることを目的に建物を移築復元しました。
建物の概要と特徴 この建物の様式は、当時の山梨県令藤村紫朗が積極的に奨励した擬洋風建築(西洋建築に似せて建てられた建築物)で、明治前期には多くの官公舎、学校、商家がこのような様式で建てられ、藤村紫朗にちなんで藤村式建築と呼ばれています。正面中央の玄関車寄せ、2階のベランダ、正面の吹き放ちの円柱と礎盤、出入口や窓の黒塗りアーチ形の枠、両開きのガラス戸と鎧戸の二重扉などに洋風の意匠を見ることができます。ベランダは独特の曲線を見せる幕板を飾り、軒天井は菱組の透かし打ち天井となっています。外壁は漆喰塗りの日本壁で、隅は黒塗り擬石隅石形を示し、屋根は宝形造の桟瓦葺で、中央に太鼓楼と呼ぶ塔屋をのせています。
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記:82150F108F
2024年5月4日22時04分
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